うちのラブは何歳まで生きられるのかな?と考えたことありませんか?
犬の寿命は人間の寿命と比べたらはるかに短いです。
ラブラドールを飼い始めてから、お別れしなければならない日がいつか来るということを考えて過ごしています。
そのことを考えるととても切ない気持ちになりますがそこは受け入れるしかありません。
でもせめて平均寿命まで、出来ればそれ以上に長生きしてくれたら嬉しいですよね。
逆に短い生涯で終わることになってしまったらきっと後悔するでしょう。
ずっと健康でいて欲しい。
元気な姿で最後までいて欲しい。
そのために飼い主がしてあげられることはなんでしょうか。
犬は自分ではどうすることも出来ません。
ラブラドールの寿命を伸ばすのはすべて飼い主さん次第です。
ラブラドールレトリバーの平均寿命
ラブラドールレトリバーの寿命は10~14歳くらいといわれています。
この寿命に関してもデータはさまざまで大型犬の寿命は約10歳といわれたりもするし、14歳くらいまでは生きるといわれたりもします。
平均でいうと12歳くらいとなります。
ですので14歳以上生きられれば、けっこう長生きしたということになるのではないでしょうか。
飼い主としてはここを目指していきたいですよね。
また犬はオスとメスどちらが長生きするのでしょうか。
人間の場合は男性よりも女性のほうが長生きすることで知られています。
これについては犬に関してもオスよりもメスのほうが長生きするという研究結果があるようです。
ラブラドールのスタンダードはイエロー、ブラック、チョコレートの3色のカラーになります。
その中でチョコレートを飼っている方はちょっと注意が必要かもしれません。
というのは、チョコレートのラブは他の色のラブと比較して寿命が短いという研究結果があるからです。
ラブラドールのチョコレートは短命?
オーストラリアとイギリスの研究者が共同で33,000件以上の獣医記録を調査しました。
調査の結果は、イエローとブラックがチョコレートに比べて約10%長生きするということが分かったそうです。
獣医記録によるとラブラドール全体の平均寿命は12歳でしたが、チョコレートは10.7歳ということが分かりました。
チョコレートは他の色に比べて遺伝子的に病気になりやすい傾向があるそうです。
その理由はチョコレートという特殊な色を出すために、同じ遺伝子を持った犬同士を交配し続けてきたことで病気にかかりやすい遺伝子になってしまったという話です。
チョコレートの寿命がほかの色に比べて短い理由は、主に皮膚に関する病気になりやすいため短くなっているのではないかと研究者は言っています。
チョコレートはホットスポットと呼ばれる皮膚病になる確率が他と比べて2倍高いことが分かっています。
ホットスポットとは細菌の繁殖などで急激に激しい炎症を起こし猛烈な痒みや脱毛を起こす皮膚病です。
炎症は寿命と関係があると考えられています。
炎症を繰り返すことで免疫系に負担がかかり寿命を縮めてしまう恐れがあるそうです。
もし皮膚の炎症などを繰り返している場合には早く解決してあげたほうがいいでしょう。
チョコレートの飼い主さんはこのことを念頭に置いておく必要があります。
とはいえ、愛犬に対してできることは誰もみな同じです。
長生きしてもらえるように精一杯環境を整えてあげることが大切です。
ラブラドールレトリバーの老化は何歳くらいから始まる?
犬が年を取る速度は人間と比べてとても速いです。
犬にとって最初の1年がもっとも成長する期間で、1歳半ですでに成犬になります。
大型犬は小型犬や中型犬に比べて年を取る速度が速いため、8歳になったころには60歳近い年齢となります。
大型犬は8歳から高齢犬といわれるようになり、このころから老化現象を感じることがありますので日頃から変化がないか注意してみましょう。
あくまでも平均的なものなので、8歳でも変わらず元気な犬もいます。
ただ年齢的には高齢犬になっているので無理させていないかなどの目安にしてもらえたらいいと思います。
ラブラドールの老化に気づいてあげる
人も年を取るしラブラドールも年を取ります。
人の場合なら60歳を過ぎたあたりから自分である程度制御していくことでしょう。
しかし愛犬は言葉が話せない分、飼い主が老化を感じ取ってあげることが重要になってきます。
そして老化を感じたらおおいにいたわってあげることも大事です。
毎日一緒に生活をしていると微妙な変化に気付けなくなることがあります。
老化も徐々に徐々に変化していくため意識をして見てあげないと気付けないことも多いでしょう。
それでは老化に気づくためにどんな点に注意したらいいのか書き出してみます。
- 運動量が減った
- 散歩をしたがらない
- 寝ている時間が増えた
- 耳が遠くなった
- 視力が落ちた
- 反応が鈍い
- 足腰が弱くなった
- よくぶつかるようになった
- 口臭がきつくなった
- 白髪が増えた
- 皮膚のたるみが目立つようになった
人と似たような症状ではありますが、これらのことが見えるようになったら老化現象の始まりです。
犬にも年齢にあった生活スタイルがあります。
歩く速度はゆっくり、歩幅も狭くなり、長時間走ることもできなくなります。
若いころと同じように無理に長時間散歩に連れていったり、激しい運動をすることは適していません。
年齢に合った生活に切り替えていきましょう。
少しの異変にも気付けるように日頃からスキンシップをとっておくことが大事です。
年を取れば病気になる確率も増えてきます。
早めに気づいてあげられるのは飼い主だけです。
ラブラドールの老化のスピードは飼い方や環境によって大きく左右されますので、あなたが思う一番最高の環境を提供してあげましょう。
ラブラドールレトリバーの健康管理は子犬のうちから
ラブラドールの寿命を伸ばすうえで一番大事なことはいつも健康でいてもらうことです。
健康でいるためにはさまざまな要素がありますが、老犬になってから健康に気を配っても遅いのは想像がつくでしょう。
体が弱くなってから、なにか病気になってしまってからでは遅いのです。
長生きをさせたいのであれば子犬のうちから健康管理には気を配る必要があります。
ラブラドールレトリバーの食生活を見直す
基本的なことですが、ラブラドールの体を作っているのは普段からの食事です。
人間も犬も食生活が乱れていると病気にかかりやすくなります。
内側から健康になるためには良い食物を適切な量摂取することが大切です。
高くて贅沢なものがすべて体に良いわけではありません。
体に良いものとはすなわち体に悪い成分が入っていないものという見方もできます。
人工的なものは犬にとってもっとも良くないものと考えられます。
食品添加物を含む食べものや加工肉などはからだに良くありません。
調味料なども犬にはまったく必要ありません。
なるべく自然に近い食べ物がベターです。
そのうえでバランス良く栄養素がとれるものを選んでください。
筋肉や骨を丈夫にするためにはたんぱく質がとても重要です。
肥満は大敵
食事に関しては与えすぎもよくありません。
肥満になることで病気やケガをするリスクが高まります。
肥満は心臓や肺への圧迫でからだに負担をかけます。
また重くなった体重を支えるために足腰の関節を痛めることにつながります。
ラブラドールは先天的に「股関節形成不全」などになりやすく、股関節が丈夫ではありません。
そのため、肥満が続くと股関節に負荷がかかり、痛みを感じて歩くことに支障をきたすようになります。
歩けなくなることで散歩や運動が出来なくなり健康状態が悪化していきます。
つまり肥満にならないことが、ラブラドールが健康に過ごすうえでとても大事なこととなります。
老犬におすすめのの食べ物は?
毎日の食事量の変化に気づいてあげられるのも飼い主さんだけです。
老犬になってよくあることは食事の量が減ったり、今まで食べていたものを食べなくなったりすることです。
老犬になると運動量が減るため、基礎体力が落ちてきます。
そこへきて食事もしっかり食べてくれなくなるととても心配ですよね?
年を取ると基礎代謝が下がり消化機能が衰え、そのため食欲がなくなります。
そんな老犬の食事に欠かせないものは、消化吸収にいい良質なたんぱく源です。
年を取ることで衰えてくる筋肉にも良質なたんぱく質は必要不可欠です。
関節痛や足腰の弱りに効くのがグルコサミンとコンドロイチンです。
よく聞く名前ですが、高齢の関節予防にはこれらの成分が関節に行き渡るため丈夫に整えてくれます。
グルコサミン・コンドロイチンはサプリメントで補うという方法も有効です。
またミネラルのバランスの良いもの、そして低カロリーなものがおすすめです。
ミネラルのバランスは野菜や果物などたくさんの種類を取ることで補えます。
ラブラドールレトリバーに適した散歩や運動量は?
ラブラドールの健康管理に大事なのはやはりなんといっても運動です。
犬にとって散歩と運動は人生そのものといっても過言ではありません。
散歩や運動をするために生まれてきたのです。
それくらい毎日の習慣として大事なことです。
大型犬は小型犬と違って運動量が多いため、飼い主はとても大変ですが理解する必要があります。
ラブラドールの散歩は、1日最低でも2回
1回の時間は最低30分~1時間くらい
この中にボール遊びやロングリードで走らせる運動を時々交えてあげることも重要です。
年を取っても足腰が丈夫でいられるように若いうちからしっかりと体づくりをしておきましょう。
歳をとってからの散歩
老犬になってからも散歩と運動は必要です。
動けなくなってしまうと犬は途端に弱ってしまいます。
からだをいたわってあげることは大事ですが、適度な散歩や運動は必ず行いましょう。
歩く速度や、時間は年齢に合わせて調整します。
なるべく負担をかけないように、段差などが少ない平坦な道やアスファルトではなく土の上を歩くように心がけると犬にとっても安心です。
休憩を多く挟んであげたり、短い距離でも時間を掛けて、気晴らしができるようにするといいですね。
ラブラドールレトリバーは病気に注意
ラブラドールがなりやすい病気には、外耳炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、股関節形成不全、白内障、糖尿病などがあります。
また大型犬は「胃捻転」にもなりやすいといわれています。
胃捻転は胃の中が捻じれてガスが拡張して短時間で命にかかわる病気です。
食後に急激な運動をすることなどが原因で起こりますので注意しましょう。
いずれの病気にも初期症状というものがありますので、普段と何か違うと感じたら早めに病院にいくことをお勧めします。
病気になる原因は、環境によるもの、生活習慣によるもの、ストレスによるものと様々です。
病気を予防するには、規則正しい生活と安全な食生活、清潔な生活環境と毎日の運動です。
毎日最善の積み重ねによって病気にもなりにくい体になります。
それでも病気になってしまった場合は、病気のサインを見逃さないように早期解決することが大切です。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
よく病気の一番の原因はストレスといわれています。
これは人間だけでなく、犬にとっても同様でストレスは大敵です。
犬は自分自身でストレス解消することが難しいため、飼い主がストレスをためさせない環境を用意してあげることや、ストレス解消をしてあげることが大切です。
犬にとってのストレスとはなんでしょうか。
犬に必要不可欠なものは、安全な寝床、満足のいく食事、定期的な散歩、飼い主の愛情です。
これらひとつでも欠けてしまえば、犬にとってストレスになります。
まったくストレスのない犬はいないでしょうが、なるべく少なくしてあげることが飼い主の務めであり長生きの秘訣です。
またラブラドールは遊ぶのが大好きなため、飼い主と一緒になって遊ぶことで最高の喜びを感じ、溜まったストレスの解消にもなります。
ラブラドールの寿命を伸ばす秘訣とは、毎日家族と関わって幸せを感じながら暮らすことだと思います。
食事や散歩、遊びなど毎日の日課としてやることはしっかりと行うように飼い主も頑張りましょう。
犬の短い一生をどれだけ伸ばしてあげられるかは飼い主次第です。
毎日が充実して楽しい日々が続けばきっと愛犬は長生きしてくれると思います。
少しでも一緒にいられる時間を増やしたいですね。
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