ラブラドールレトリバーの年齢は分かるけど、人間でいうところの何歳に該当するのか分からないという方いませんか?
犬は思った以上に早く年を取っていきます。
平均寿命でいえば人間の1/7程度しか生きることができません。
ついこの間まで子犬だった愛犬も気付けばシニア世代に入っています。
年齢に合わせていたわってあげたいですよね。
今回はラブラドールの年齢、寿命、老化についてお伝えします。
ラブラドールレトリバーの年齢を人間の年に換算すると?
ラブラドールの年齢 | 人間の年齢に換算 |
1歳 | 15歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 45歳 |
7歳 | 50歳 |
8歳 | 55歳 |
9歳 | 61歳 |
10歳 | 66歳 |
11歳 | 72歳 |
12歳 | 77歳 |
13歳 | 82歳 |
14歳 | 88歳 |
15歳 | 93歳 |
16歳 | 99歳 |
american kennel club より
犬の年齢から人間の年齢を計算するには
② 2年目は9歳年を重ね
③ 3年目以降は1年で約5歳ずつ年を重ねていく
ラブラドールの寿命は10~14歳くらいといわれています。
犬の年齢を人間の年齢に換算することは、愛犬の老化に対する意識を持つために必要です。
いつまでも若いと思って無理をさせてしまわないためにも、人間よりも寿命が短い犬に対して普段の生活から健康を気遣うようにしましょう。
大型犬が小型犬に比べて寿命が短いのはなぜ?
大型犬は小型犬に比べて寿命が短い傾向があります。
小型犬は7歳でシニア犬といわれているのに対して、大型犬は5~6歳でシニア犬と見なされます。
どうして小型犬より大型犬のほうが寿命が短くなるのでしょうか?
他の動物でいうならば、ゾウやクジラなどの大型哺乳類は、ネズミなどの小型哺乳類と比べて長生きすることで知られています。
一般的には小さな生き物より大きな生き物のほうが長生きすると考えられますが犬の場合は逆になります。
ドイツの研究者によると、大型犬になるほど老化の加速するペースが早いことをあげ、体重が増えれば増えるほど犬の平均寿命が減少していることを結論付けています。
寿命が短くなる理由はからだが大きな犬ほど加齢性による疾患や癌による死亡のリスクを高めている可能性があるということです。
しかし、体重と寿命との因果関係はまだはっきりとした答えは見つかっていないようです。
ラブラドールレトリバーの寿命に影響を与える要因
ラブラドールの寿命を左右する要因には、遺伝的要因と事故、ケガ、病気などによる要因があげられます。
ラブラドールの平均寿命の中央値は12.5歳。
現在ではそれ以上に長生きしているラブラドールもよく目にするため、平均で14歳に近づく可能性があるともいわれています。
遺伝的要因
ラブラドールは基本的にきれいにバランスが整っていて、運動能力にすぐれた体形を受け継いでいます。
しかし、ラブラドールの寿命に大きな影響を与える遺伝的病気もあります。
その病気というのは、股関節形成不全、癌などです。
先天的にラブラドールは股関節に不安があるといわれています。
そのため、股関節に大きな負担を強いるようなことは極力避けるほうがいいという見方もあります。
ラブラドールの31%が癌で亡くなっているというデータがあります。
この数値は犬の全体からすると少し多い数値になります。
ラブラドールの近親交配による悪影響もこれらのことに関連しています。
密接に関連している犬同士の繁殖は大きなリスクをともなっています。
遺伝的にもからだの大きなラブラドールは犬の寿命という点からいえば小さな犬よりも不利になります。
また、チョコレート色のラブラドールの平均寿命は10.7歳という結果があり、かなり他の色と比べても短くなっていることがあげられます。
チョコレート色は耳や皮膚の病気になりやすいという問題を抱えているため短命になっているのではといわれています。
これも繁殖を繰り返す中でおきた弊害だといえるでしょう。
事故、ケガ、病気
事故やケガで亡くなってしまう犬もいます。
トレーニングによってしっかりと統制がとれていれば事故を避けられていたかもしれません。
普段から飼い主のいうことをよく聞くことができていますか?
まったく聞かないようであれば要注意です。
病気になるリスクが高まることに肥満があります。
肥満になる原因は食べ過ぎや運動不足によるものです。
ラブラドールは食欲旺盛でなんでもよく食べるため、与えたら与えた分だけ食べてしまいます。
毎日の食事と体重管理は飼い主の役目です。
どれだけの量を食べさせるのが健康に一番良いのか、適正量を飼い主が把握して管理していくことです。
また運動不足による過食も増えています。
ラブラドールは運動量がもともと多い犬種ですので、よく食べよく動きます。
カロリーを定期的に消費しなければ肥満になってしまうでしょう。
犬の寿命は体重が増えれば短くなるという統計があります。
長生きさせるには肥満をさせないことが非常に重要だということです。
実際に犬のカロリー摂取量を減らすことによって、平均寿命が大幅に伸びることが研究で分かっています。
肥満になることで、高齢になってから関節などの病気も発症します。
高齢犬はよりスリムな体形を維持していることで活発で幸せな引退を迎えます。
見た目で分かる老化のサインは?
ラブラドールを人間の年齢で換算すると7~8歳ころから老化の兆候が見え始めます。
犬の老化には個体差がありますので、外見にあらわれる見た目の変化をチェックしましょう。
- 髭が白くなる、白髪が増える
- 被毛にツヤがなくなり、ぱさつくようになる
- 被毛が薄くなってくる
- 抜け毛が増える
- 皮膚がたるんでくる
- 目が白っぽくなる
- 口臭がきつくなる
- 目ヤニが増える
このような見た目の変化がある場合は老化のサインです。
老化が進むことで病気のリスクも高くなりますので注意しましょう。
老化現象と病気の境目は判断が難しいため、気になるときには病院で検査することをおすすめします。
年齢的に老犬になってきたら、健康管理は一緒に暮らす飼い主が、日頃の変化を敏感に感じ取ることが大事です。
病気の初期症状を老化と片付けてしまっては早期発見につながりません。いつまでも若々しくいてもらうためにも愛犬をよく観察していきましょう。
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