ラブラドールの寿命を伸ばすためには、毎日健康で過ごせるようにすることが一番大事なことです。
健康なからだを維持するためには毎日のお手入れが必要になります。
どうしても忘れがちになる毎日のお手入れですが、あたらめて再確認していきましょう。
今回はラブラドールのお手入れについてお伝えします。
ラブラドールの健康のためには日頃からのお手入れが大事!
ラブラドールのような大型犬になると毎日のお手入れが大変になるため、どうしても忘れがちになってしまうと思います。
また毎日のルーティンとして続けていくには時間的な余裕もないとなかなか続きませんよね。
普段から部屋の中で生活している場合は、極端にからだが汚れることもないため、意外と被毛の手入れなども見過ごしてしまいがちです。
基本的にラブラドールは健康的で活発な犬ですので、いつも元気で頑丈な印象を受けるでしょう。
ある程度ほっておいても元気でいてくれるのではないかと錯覚してしまいます。
特に黒ラブなんかの場合は体に付いている汚れが見えにくいので気になりにくいですよね。
臭いがきつくなるとはじめて汚れてきたのかなと思う感じでしょう。
しかし、いくら活発な犬とはいえ色んな病気にかかる可能性があります。
それは普段からの衛生管理によってからだを不潔にすることで起こる病気もあります。
お手入れはからだを清潔に保つこと以外にも大きなメリットがあります。
それは日頃からからだの色んなところに触れることによって、からだの異変にいち早く気づいてあげることができることです。
飼い主が日常で愛犬に触れる場所というのは実は限られています。
それは頭や背中やお腹など実際はその程度のものです。
これが毎日のお手入れを習慣にすると、口の中や耳の中なども含めからだの隅々までチェックすることができるようになります。
毎日健康にいるためには病気を早期に見つけること、それが長生きにつながります。
犬は触られることに慣れていないと、場所によっては触られるのを嫌がることがあります。
お手入れを習慣にすることで犬も触られることが当たり前になり、次第に触ってもらうことが喜びに変わってきます。
毎日のお手入れは愛犬と仲良くなるためや信頼関係を築くためにはもってこいの習慣になりますのでぜひ続けるようにしましょう。
ラブラドールのグルーミングとは
被毛の長い犬種ですと、カットやトリミングなどプロに頼むことが多くなると思いますが、ラブラドールのように短毛の場合は家庭で済ませることも多いでしょう。
ラブラドールの場合の日常的なグルーミングというと、シャンプー、ブラッシング、爪切り、耳掃除、歯磨きなどを主に指します。
犬によっては歯磨きや耳掃除はとても嫌がってさせてくれない子もいるかもしれません。
そのためどうしても飼い主も手入れを怠ってしまうことが多くなると思います。
どうしても触らしてもらえない場合には、放置しておくのではなく、やはりプロにお願いしてやってもらったほうがいいでしょう。
自分たちで出来るところは自分たちでやって、無理なところはプロにお願いするといったやり方でも習慣付けることは大事です。
定期的に自分でシャンプーをしていても、たまに美容室に行ってプロの手で丁寧にお手入れしてもらうこともいいと思います。
飼い主以外の他人にからだを触られるという経験をして慣れておくことも、病気をしたときなどに役に立ちます。
またプロにグルーミングしてもらうことで、素人では気付けなかったあらたな発見もあるかもしれません。
ラブラドールの爪切りは少しずつ
爪切りは飼い主も犬も嫌がることが多い作業です。
美容室にお願いすることも多いのではないでしょうか。
爪切りは深く切り過ぎてしまうと、血管を切ってしまい出血が止まらなくなります。
かなりの量出血するため犬も飼い主もトラウマになってしまうことがあります。
嫌がる犬の多くは過去にこのような経験をしている場合があります。
爪切りは最初から深く切ろうとはしないで、はじめのうちは爪先だけ少し切ってそのたびおやつをあげるようにして警戒心を取っていきます。
飼い主も慣れるのに時間を掛けた方がいいでしょう。
慣れてきたら少しずつ深く切っていくようにします。
血管をきらないように注意しましょう。
ラブラドールの耳掃除は外耳炎予防になる
ラブラドールは垂れ耳なので中が蒸れやすく耳の病気になりやすいです。
とくになりやすいのが外耳炎で、耳の中に異物などが入り込んで炎症を起こすことで病気が発症します。
外耳炎を予防していくためには、耳の中を定期的にお掃除することです。
普段から耳の中はよく観察して異常がないか確認するようにしましょう。
耳の中をお掃除する方法は、イヤーローションを耳にさして、耳の中によくいきわたるよう耳の下をマッサージして、最後にコットンなどの柔らかい素材で拭きとるようにしてください。
ラブラドールの歯磨きは子犬の頃から
なかなか毎日の習慣として根付けないのが歯磨きですね。
これは正直嫌がるため最初は難しいです。
しかし、人間も食後の歯磨きは欠かせないものですよね。
歯は一生ものですので大事にしなくてはなりません。
健康を維持するためには食事が大事ですので、犬にとって噛むことに不具合がでることはとても不安なことです。
歯磨きは子犬の頃から始めるようにしましょう。
成犬になってから始めようとしてもなかなか口を開けようとしてくれません。
犬用の歯ブラシと歯磨き粉が販売されていますので、それらを使って丁寧に1本1本歯を磨いていきましょう。
犬はうがいができないので飲んでも問題ない歯磨き粉になっています。
犬にとって危険なのが歯周病です。
歯周病は命に関わることもあります。
歯周病を予防するのにも歯磨きが一番効果的です。
ラブラドールのブラッシングは毎日の習慣に
ラブラドールは短毛なので抜け毛が少ないと思われがちですが、ラブラドールはダブルコートなので非常に抜け毛が多いのが実際のところです。
しかし飼い主さんはブラッシングを怠ってしまうことが多いのではないでしょうか。
ブラッシングには実はとても重要な役割があって、皮膚についた死毛(抜け毛)をほっておくと、皮膚病になりやすくノミやダニの住処になってしまいます。
死毛がたまると更に次の死毛がたまっていくという悪循環になります。
換毛期は特にいらなくなった毛はどんどんからだから落として健康な皮膚を維持できるようにしましょう。
ブラッシングは皮膚のマッサージ効果もあるため血行をよくして皮膚を健康に保ちます。
健康な皮膚や被毛を持つラブラドールは長生きするといわれています。
ブラッシングを毎日することで皮膚の異常も早期に発見することができるので習慣にしていきましょう。
抜け毛を早めにとることで室内に抜け落ちることも防止できます。
室内を清潔に保つこともラブラドールの健康に繋がります。
ラブラドールのシャンプーは火傷に注意
シャンプーはからだの汚れを落とし、毛並みを美しく、体臭を減らすのに効果的です。
月に1~2回程度シャンプーすると清潔な状態を保つことができます。
火傷しないようぬるま湯で犬用のシャンプーを使って洗うようにします。
タオルで体をよく拭き上げてから、ドライヤーでしっかりと根元まで乾かすようにします。
半乾きのままでいると菌が発生して臭いの原因になります。
しっかりと乾かしますが火傷をしないようにドライヤーの熱には十分気を付けましょう。
熱があるときや下痢をしているときは悪化するのでシャンプーはしないようにしましょう。
またやみくもにシャンプーをしても被毛にや皮膚に良くありません。
ある程度の皮脂があることが健康な皮膚の条件になります。
過度な洗いすぎには注意しましょう。
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